山田 誠二
神奈川大学 情報学部 システム数理学科 教授
岐阜大学 客員教授
seiji[at]kanagawa-u.ac.jp
HAI(ヒューマンエージェントインタラクション)、IIS(知的インタラクティブシステム)の2つの研究分野を世界に先駆けて展開し、人とコンピュータシステム、マシンとの協調を目指して,人工知能,計算知能の方法を駆使したインタラクションデザインの工学的設計論を研究しています.
- HAI (Human-Agent Interaction):人間と擬人化エージェント、人間とロボット、そしてエージェントを介した人間同士がうまく協調するためのインタラクションデザインを目指す新しい研究領域です。我々は、人間との協調作業を通じて、ユーザとながく付き合っていけるパートナーとしての擬人化エージェント、ロボットの実現に必要なインタラクションデザインのために、ちょっとした思いつきやセンスによる実装に留まるだけではなく、しっかりしたアルゴリズムや実験的検証に裏打ちされた設計論を開発することを目指しています。
- IIS (Intelligent Interactive Systems):人間と機械学習・データマイニングシステムの知的なインタラクションデザインを目指す新しい研究領域です。我々のプロジェクトでは、人間の能力を最大限に活かす知的インタラクティブシステムの実現を最終ターゲットとして、従来の「人にやさしいマシン」から「人が適応しやすい知的システム」へのパラダイムシフトを基本的設計指針として、インタラクティブ機械学習・データマイニングアルゴリズムの開発から人間ーシステム間のインタラクションデザインまでの幅広いアプローチをとっています。
- 信頼較正 (trust calibration):人間のAIに対する信頼(trust)を較正する信頼較正について様々なアプローチの研究を行っています。この研究プロジェクトは、山田が研究代表を務めるJST CREST『信頼されるAI』の山田チームとして行われています。詳しくは、山田CRESTのwebサイトをご覧下さい。
具体的な研究プロジェクトについては,研究プロジェクトをご覧下さい.
人工知能AI全般の健全な社会的啓蒙・普及の一環として、山田はAIに関係する幅広いテーマでの講演活動を行っています。巷に溢れる生成AIセミナーとは一味違う『研究者』視点での『わかりやすい』講演を目指しています。また、学術成果の社会還元として企業のAI導入・AIアプリケーション開発等の技術指導・共同研究も行っています。ご希望の方は、山田まで直接メールをいただければ幸いです。